海上保安官 海上保安庁

学生生活

  学校生活
ここでは海上保安学校での生活を簡単に紹介していきます。

寮生活
海上保安学校・海上保安大学校ともに全寮制です。学校には寮生活ための自治組織である学生隊があり、それぞれが各分隊の班に配置されます。この班が寮での生活単位となります。公務員としての勤務時間が終わると、活動の基本は学生隊になります。学生隊には先に入学したやさしい先輩期がおりますが、入学してまもなくちょっとしたサプライズがあります。先輩期に教わりながら学校生活を学んでゆくわけです。

1日の生活
おおよそこのような感じです。

6:30起床この時点で着替えまで済ませておかなければなりません。
起床整列・体操起きてすぐグラウンドまで全力ダッシュ!
掃除階段のすみの砂ぼこりまで丁寧に。
7:35朝食ゆで卵でカチャカチャ。
8:00国旗・庁旗掲揚国家「君が代」は歌えますか?校歌は今日は何番?
8:20課業整列航海コース○○期!総員○○名、現在員…
8:30午前の課業
12:25昼食量は多め。メインディッシュは2品。
13:10午後の課業
15:00課業・補課活動
17:30夕食一応夕食時間に風呂に入ってもかまいません。
20:00一次巡検・自習時間
掃除
22:30二次巡検・就寝全員寝言で巡検中の当直に「おやすみなさい」。

補課活動
いわゆる部活動です。運動部入部は必須です。ごく普通の部活動もありますが、逮捕術部など海上保安学校ならではの部活動もあります。カッター部の勧誘には要注意?

「海上保安官は常にスマートであれ」
海上保安官は常にスマートでなければなりません。これは学校時代に教え込まれます。日課の合間に時間を見つけては毎朝シーツにアイロンをかけ、毎晩制服にアイロンをかけます。常に爪は短く、ハンカチを携帯し、靴はピカピカに磨いておかなければなりません。容儀点検が定期的に行われます。

主な年間行事

入学式4月と10月の2回あります。
遠泳前半のメインイベント。3マイル(メートルに直せばいくらでしょう?)の遠泳です。
早朝耐寒訓練後半のメインイベント。朝の5:30からの訓練です。
登山数回あります。
卒業式当然2回あります。
  在学中に取得又は取得努力の資格
卒業後の業務に必要な以下の資格を在学中に取得しなければなりません。

海上保安大学校
共通学士(海上保安)の学位・一級小型船舶操縦士・司法試験第一次試験免除
第一群(航海)三級海技士(航海)
第二群(機関)内燃機関三級海技士
第三群(通信工学)第一級海上無線通信士・第一級陸上無線技術士
海上保安学校
航海コース四級海技士(航海)・一級小型船舶操縦士・第一級海上特殊無線技士・第二級陸上特殊無線技士
機関コース四級海技士(機関)・一級小型船舶操縦士・第一級海上特殊無線技士・第二級陸上特殊無線技士
主計コース一級小型船舶操縦士・第一級海上特殊無線技士・第二級陸上特殊無線技士・簿記三級
情報システム課程第二級海上無線通信士・一級小型船舶操縦士・航空無線通信士・第二級陸上無線技術士
海洋科学課程第一級海上特殊無線技士・第二級陸上特殊無線技士・二級小型船舶操縦士
航空課程
このほかにも様々な検定などがあります。

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